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世界平和とお金のない世界 知恵の輪

世界平和とお金のない世界 知恵の輪

貢献主義社会を語り合う

社会主義も資本主義も民主主義から離れた。
格差を無くせば個人が犠牲になって
個人を大切にすると格差が大きくなった。


民主主義って何だろう?
格差のない個人を大切にする社会でしょうか?
お金のない社会を
貢献主義社会と名付けてみました。


<貢献社会ってどんな社会?>


「貢献主義社会は貢献することが義務ですか?」
「義務と言うと何だか強制的って感じですね?」
「貢献はしたいからすると言う自然的なものです」
「つらくない貢献と言うことですか?」


「たとえば赤ちゃんの笑顔を見てどう思います?」
「何だか心が和みますよね」
「赤ちゃんは和ませるために努力してないですよ」
「それを大人に変えてみることですか?」
「自分がしたいことで誰かが喜んでくれる。
 誰かの役に立てれば何でも良いんですよ」


「貢献社会ってお金は存在しないんですか?」
「はい、お金は存在しません」
「お金が無くても成り立つんですか?」
「成り立ちますよ」
「働く意欲が無くなりませんか?」


「働くという意味が違ってきますね」
「どう違うんですか?」
「自分が誰かの役に立つことをすることです」
「お金を儲ける必要が無いからですか?」
「そうですね、社会貢献が働くことです」


「病気や怪我で入院している人とか
 どうしても働けない人たちはどうしますか?
 具体的に働くことの意味を教えてください」
「病気や怪我で入院している人は、
 健康になるために治療することが社会貢献です」


「専業主婦はどうなるんですか?」
「外で働いても良いし家を守るのも働くことです。
 そして子育てももちろん働くことですよ」
「家を守るのも働くことですか?」
「そうですよ、家事も家の管理も働くことです。
 でもね、一日中家に居ることより少しでも
 外で働くことを望むようになりますよ(笑)」


「そう考えると働くという概念が変わりますよね?」
「そうなんです。お金を得る必要がないからね。
 必要なものを必要な量だけ作るようになります」


「そうすると働く時間は変わりますか?」
「金融業が無くなるし農林水産業が盛んになりますよ」
「ほかの生産業はどうでしょう?」
「今より新しい技術が結集されて害のない食品や
 車や電気製品が作られるようになりますね」


「限られた資源が無駄に使われることはないですか?」
「それは大丈夫ですよ。完全循環型社会を創ります」
「完全循環型社会とは?」
「大規模リサイクルセンターの建設です」
「どんなセンターですか?」
「すべての製品を回収して修理できるもの、
 部品として再利用できるもの、資源として
 再利用できるものなど最大限廃棄物を出さない
 循環型社会です」


「なんとなくイメージが湧きますね♪」
「一人当たりの労働時間は今より少なくなりますよ」
「どのくらい?」
「一日4時間くらいでも充分成り立ちますね」
「働くことが苦痛じゃないんですね?」
「そうですよ、転職も自由に出来ますからね」


「仕事はあまり変わらないほうが良いと思うけど」
「転職は推薦しますよ」
「何でですか?」
「経験が多いといろんな人の立場がわかるでしょ?」
「なるほどね♪」
「たくさん知って、たくさん出来る人が
 楽しい人生を送るような気がしませんか?」


<お金のない社会を思いついたきっかけは?>


「お金のない社会ってなぜ思いついたんですか?」
「飢餓をなくす運動と環境運動をしていた時です」
「飢餓をなくすって?」
「ウィ・アー・ザ・ワールドって知ってます?」


「マイケル・ジャクソンとかアメリカの有名歌手
 が大勢で歌っている曲ですか?」
「アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で
 作られたキャンペーンソングです」


「すばらしい活動じゃないですか」
「僕も最初はそう思って活動していました」
「それで?」
「お金を集めて解決するんだろうか?
 そういう疑問が湧いて来たんですよ」


「環境運動のときもあったんですか?」
「ええ。募金活動もしましたよ」
「やはりお金では解決しないと思った?」
「温暖化も環境破壊も資源の無駄使いも
 お金の要る経済活動が原因だと思ったんです」


「それでお金を無くせば解決できると?」
「そうです」
「世間ではお金の存在が悪いのではなく
 お金を上手く使えない人間が悪いと思いますよ」
「お金を上手に使うことが問題ではないんです」


「なぜそう思われるんですか?」
「お金がないと参加できない社会。
 お金がないと何も出来ない社会。
 お金がないと生きていけない社会。
 それが問題なのです」


「身近な話で問題はありましたか?」
「ニュースを見ていたらコンビニで万引きの犯人
 を捕まえる時店員さんが刺されて死んだんです」
「店員さんは正義を貫いたんですね」


「僕もそう思いました。
 何を盗んだか忘れたけど・・・
 何日も食べることが出来なくて、やむをえず
 パン一つを盗んで食べようと・・・
 パン一つのために人を殺すなんて。
 パン一つくらいならタダであげても良かったのに」


「そう言えば最近外国でこんな裁判がありましたよ。
 万引きが無罪だって・・・・・・」


・空腹の万引きに逆転無罪=「食べなければ死ぬ」
 ―伊最高裁
 時事通信 1986年5月4日(水)

【ローマAFP=時事】イタリア最高裁(破棄院)は、
 少額の食料を万引きした疑いで逮捕された
 ホームレスのウクライナ人男性に逆転無罪判決を
 言い渡した。
 判決は
 「食べなければ死ぬ。必要に迫られての行為だ」
 と擁護、情状を酌量した。
 伊メディアが3日、一斉に報じた。


「飢餓や貧困はこの日本でもあるんですね」
「日本では最低限の生活が出来る権利があるのにね」


「それで
 お金のない社会だったらと思ったんですか?」
「そうです」
「きっかけが多いですね~(笑)
「あなたもテレビのニュースを見ると思いますよ」
「どのように?」
「お金のない社会だったら解決できることが多いって」


<お金のない社会のメリットは?>


「お金を無くすことで社会が良くなる?
 どういうメリットがあるんでしょうか?」
「お金を必要とする資本主義社会は
 利益を得ることが求められますが
 お金のない社会では利益を求めません」


「利益を求めないとどんな利点があるんですか?」
「利益はもちろんお金を求める必要がないから
 必要とされる公共事業や生産ができます。
 それに害になるようなものも作りません」


「必要とされる公共事業ってどんなものですか?」
「農業、林業、漁業、橋や道路整備、下水道完備、
 電線の埋設化、病院や介護施設の充実、学校や
 専門学校の充実、大規模リサイクルセンターの
 建設や多くの人たちが望む施設やサービスです」
「こうやって見ると結構あるもんですね♪」


「生産面ではどんなメリットがありますか?」
「排気ガスを出さない自動車はすぐ出来ますね。
 発電も自然エネルギーをメインとすることも出来、
 フリーエネルギーの実用化も進めることが出来ます」


「害と言えば食料品もありますよね?」
「経費を心配しないで研究開発できますからね。
 安全な食べ物や健康になれる食べ物は出来ますよ」


「身近なメリットはどんなものがありますか?」
「夫婦ケンカは少なくなりますね(笑)。そして
 結婚のシステムが無くなる可能性はありますよ」
「なぜですか?」
「お金が無くても働くだけで生きていけますからね。
 それに子育ても仕事として認められるし、
 保育園と幼稚園が一体化してもっと充実しますよ」
「あ~、そう言うことですね」


「それに恋人を選ぶ基準が変わりますよ」
「どういうふうに?」
「人間性を重点に選ぶようになるでしょうね」
「自分のレベルアップが必要とされますね?」
「高収入高学歴ではなく自己成長が求められますよ」


「こうやって見るとメリットが目立ちますが・・・
 デメリットは無いんですか?」
「デメリットはどんなことが考えられますか?」


<お金のない社会になるために障害は?>


「社会システムを変えるのは簡単ではないです。
 多くの障害があると思いますが?」
「最大の障害が所有権だと思いますよ」


「所有したいという欲望は誰にもありますよ。
 それを無くすことは出来ないと思いますが?」
「そうですね。個人の不動産などの財産とか
 所有の権利を無くすことも大変だけど
 社会を動かしている権力者は大反対しますね」


「所有権の廃止はなぜ必要だと思いますか?」
「個人レベルで考えて見ますね。
 山も畑も田んぼも家も車も誰かのものですね。
 所有の権利は誰も犯してはならないんです」
「不法侵入っていうやつですね」


「山が荒れても田畑が荒れてもゴミ屋敷でも
 車が放置されても勝手に使ってはならない」
「たしかに」
「所有するいじょう管理責任があるはずなんです。
 ところが
 自分のものは自分の都合の良いように使いたい。
 それが出来るのが所有権の利点かもしれません」


「管理できなくても所有権が無くならない。
 それが一番の原因ですか?」
「そうですね。本当に自由に使いたいだけなら
 所有権ではなく使用権だけで良いと思うんです」


「使用権とは?」
「自分が使っている間だけ誰にも邪魔されないで
 自由に使うことが出来る権利(占有権)です」
「使わなくなったら?」
「使用者が『もう使わない』と言った時や
 管理できなくなった時点で公のものになります」


「所有権を無くすためには
 使用権を保証することが大切なんですね?」
「そうですね。多くのものを所有する人たちが
 使用権だけで納得してくれればいいんだけどね」


「所有権がなくなるとどうなりますか?」
「自然の破壊や汚染がなくなります。
 そして、すべてが有効活用されますよ」
「それが自然との共生と言えるんでしょうね?」


「自然界にはお金は存在しません。
 人間に必要なものは自然から得ることが出来ます。
 自然はお金を求めることもしませんからね。(笑)
 だからお金は必要ないんですね」


<国民に納得してもらうためにどうする?>


「生活からお金を無くすなんて誰も考えませんよ」
「お金が無いと生きていけない社会ですからね」
「お金が無くても社会が成り立つなんて
 それを国民に納得してもらうにはどうすれば?」
「今までそれで苦労しているんですよ(笑)」


「毎日のようにテレビで言ってますよね
 金融破綻、財政破綻、経済破綻の話が
 きっかけになるんでしょうか?」
「お金を稼いだりお金を増やすことを考える。
 そういう人も多くなりました。
 ところがね、日本国が破綻してしまえば
 個人レベルで頑張ってもどうにもならない。
 それに気付くきっかけが今なんですよ」


「それでも国の政策は経済優先ですよ?」
「政治家は現状を安定化させることが仕事です。
 政治家を責めることは出来ないんですね」
「政治家に出来ないのなら?」
「国民が変わるしかないんです」
「で、どのように?」
「俗に言う意識改革です」


「で、具体的な意識改革とは?」
「こういう話し合いを多くの人がすることです」
「今のままじゃいけないと言うことですか?」
「そうです。今のままじゃいけないから
 これからはお金に頼るのではなく
 助け合って生きていける方法を皆で考えようって」


「スピードが求められますね」
「だから、テレビなどマスコミが話題にして
 多くの人が議論してくれればいいんだけどね」


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